このファイルは、MAMEの共通な使用法についての説明しています。 各OS版で共通な設定と使い方をカバーしています。OS特有の追加設定について、MAMEの各バー ジョン用に別途用意されたドキュメントを参照して下さい。 使い方 ------ MAMEを動作させるには通常以下のように特定のゲームを指定します: mame <ゲーム名> [オプション] 例: mame robby -nosound とすると、Robby Rotoが音無しで起動します。 オプションには非常に多くの種類があります。以下で現在サポートしている全オプションを リストしています。 MAMEを動作させるもう一つのやり方です: mame <コマンド> [パラメータ] 例: mame -listsource gridlee とすると、gridleeというゲームが定義されているソースファイル名が表示されます。MAMEには このようなコマンドが多くあり、以下のオプションリストの手前の項目で全て解説しています。 デフォルトキー -------------- 全てのキー設定はメニューからカスタマイズできます。ここでは、標準のキー設定を示します。 Tab 設定メニューの表示/非表示 チルダ (訳注:日本語キーボードでは「半角/全角」キーで正しく動作しない。 再割り当てが必要) オンスクリーンディスプレイ(OSD)の表示/非表示。 表示中は以下のキーで操作します: 上下 - 変更するパラメータを選ぶ Enter - 値をデフォルトに戻す 左右 - 選択中のパラメータの値を増減する Ctrl + 左右 - 値を10ずつ増減する Shift + 左右 - 値を0.1ずつ増減する Alt + 左右 - 値を最小単位ずつ増減する P ゲームをポーズする Shift+P ポーズ中に次のフレームに進める F1 光線銃などの照準表示を切り替える。続けて押すと次のプレーヤーの照準を順 に切り替える F2 サービスモード F3 ゲームのリセット Shift+F3 "ハードリセット"をする。完全にゼロから再スタートします。F3よりも完全な リセットをします F4 カラーパレット、デコードされたグラフィック、タイルマップを表示。 Enterキーでパレット、グラフィック、タイルマップモードの切り替え。 F4キーをもう一度押すと表示をオフにします。各モードでのキー操作は少しず つ異なります: * パレット/カラーテーブルモード: [ ] - パレットとカラーテーブルモードモードの切り替え 上/下 - 1ライン毎のスクロール pgup/pgdn - 1ページ毎のスクロール home/end - リストの先頭/最後尾に移動 -/+ - 列毎の色数の増減 ENTER - グラフィックビューアに切り替え * グラフィックモード: [ ] - グラフィックセットの切り替え 上/下 - 1ライン毎のスクロール pgup/pgdn - 1ページ毎のスクロール home/end - リストの先頭/最後尾に移動 -/+ - 列毎の表示タイル数の増減 ENTER - タイルマップビューアに切り替え * タイルマップモード: [ ] - タイルマップの切り替え 上/下/左/右 - 8ピクセルずつスクロール SHIFT+上/下/左/右 - 1ピクセルずつスクロール CTRL+上/下/左/右 - 64ピクセルずつスクロール R - タイルマップビューを時計回りに90度回転 -/+ - 拡大率の増減 ENTER - パレット/カラーテーブルモードに切り替え 注意: 全てのゲームがデコード済みグラフィック、またはタイルマップを持つ わけではありません F6 チートモードのON/OFF(「-cheat」設定時のみ) F7 セーブステートを読み込む。続けて、どこから読み込むかをキーを押して指定 します。このステート保存機能は多くのドライバで完全にサポートされていま せん。その場合、セーブ・ロード時に警告が出ます。 Shift+F7 セーブステートを作成する。これに続けて、保存する場所のキーを押します。 F8 フレームスキップを減らす F9 フレームスキップを増やす F10 速度制限のON/OFF F11 速度表示のON/OFF Shift+F11 プロファイラ表示のON/OFF(デバッグビルドのみ) F12 スクリーンショットの保存。 Insert 早送り。押している間、速度制限を解除し、フレームスキップを最大にします。 ESC 終了 コアコマンド ------------ -help / -h / -? 現在のMAMEのバージョン、及び著作権情報を表示します。 -validate / -valid システムの各ドライバを内部検証します。ドライバの変更を提出する前は、これを実行し てコアシステムのルールに合っているかチェックしてください。 設定コマンド ------------ -createconfig / -cc デフォルトの設定ファイルMAME.INIを作成します。以下で説明する設定オプション(コマ ンド以外)はこのファイルを編集して指定できます -showconfig / -sc 現在の設定を表示します。出力先を以下のようにINIファイルにすれば-createconfigと同 じ動作になります: mame -showconfig >mame.ini -showusage / -su 全コマンドラインオプションの概要を表示します。ここで触れられていないオプションに ついては「mame -showusage」で表示される解説で差し支えありません。 フロントエンドコマンド ---------------------- 参考:デフォルトでは、以下のリスト系コマンドは画面に結果を表示します。テキストファイ ルに出力する場合は、コマンドの最後の部分に以下のように追加します: > ファイル名 ファイル名のところにテキストファイルのパスと名前(例:c:\mame\list.txt)を指定しま す。 -listxml / -lx [<ゲーム名|ワイルドカード>] 全サポートゲームについての総合的な詳細情報を出力します。出力される量はかなり多い ので、ファイルへリダイレクトするのをおすすめします。フォーマットはXMLです。デフォ ルトでは全ゲームが出力されますが、ドライバ名かワイルドカードを使って絞り込むこと ができます。 -listfull / -ll [<ゲーム名|ワイルドカード>] ゲームディレクトリ名+ゲームのフルネームを表示します。デフォルトでは全ゲームが出 力されますが、ドライバ名かワイルドカードを使って絞り込むことができます。 -listsource / -ls [<ゲーム名|ワイルドカード>] 指定したゲームのドライバ名とそのドライバを含むソースファイル名を表示します。バグ 修正などのときに、あるゲームがどのドライバで動作しているかを知るときに便利です; デフォルトでは全ゲームが出力されますが、ドライバ名かワイルドカードを使って絞り込 むことができます。 -listclones / -lc [<ゲーム名|ワイルドカード>] 指定したゲームのクローン版を表示します。デフォルトでは全ゲームが出力されます;ドラ イバ名かワイルドカードを使って絞り込むことができます。 -listcrc 全ドライバのROMイメージについて、CRCリストを出力します。 -listroms <ゲーム名> 指定したゲームに必要なROMを表示します。 -listsamples <ゲーム名> 指定したゲームに必要なサウンドサンプルを表示します。 -verifyroms [<ゲーム名|ワイルドカード>] 不良、または不明なROMイメージをチェックします。デフォルトでは、有効なZIPファイルを 持つ全ドライバ、またはrompathで指定したディレクトリを検証します; デフォルトでは全ゲームが出力されますが、ドライバ名かワイルドカードを使って絞り込 むことができます。 -verifysamples [<ゲーム名|ワイルドカード>] 不良、または不明なサンプルをチェックします。デフォルトでは、有効なサンプルを持つ 全ドライバ、またはsamplepathで指定したディレクトリを検証します; デフォルトでは全ゲームが出力されますが、ドライバ名かワイルドカードを使って絞り込 むことができます。 -romident ROMファイルがどのゲームのものかを調べます。MAMEに登録されている場合で、指定した. zip名かディレクトリについて行います。謎の基板から吸い出したROMセットの正体を確認 するのに使えます。終了時にエラーレベルを以下のように返します: 0: 全てのファイルを確認 7: ひとつ以上のROMではないファイルを除いて、全ファイルを確認 8: 一部のファイルを確認 9: 一つも確認できなかった場合 設定オプション -------------- -[no]readconfig / -[no]rc 設定ファイルの読み込みの可否を指定します。有効なとき(デフォルト)には、以下の順で 読み込みを行います: - mame.ini - (mameの名前がmame060.exeの場合、mame060.iniファイルを 参照します) - mamed.ini (デバッグビルド用。mamed.exeなど) - vector.ini (ベクターゲーム専用) - .ini (ドライバのソースファイル名) - .ini (クローン専用) - .ini (個別のゲーム名) 一番最後に読み込まれたものが有効になりますので、例えば、ベクターゲームのオーバー レイエフェクトを無効にしたい場合は、「effect none」の行を追加したvector.iniファイ ルを配置すると、mame.iniの設定を上書きします。デフォルトはON(-readconfig)です。 コア検索パス設定 ---------------- -rompath / -rp ROMファイルへのパスを指定します。セミコロンで区切って複数指定できます。デフォルト は「roms」です(MAME本体と同じディレクトリ内の「roms」ディレクトリ)。 -samplepath / -sp サンプルファイルへのパスを指定します(セミコロンで複数指定できます)。デフォルトは 「samples」です(MAME本体と同じディレクトリ内の「samples」ディレクトリ)。 -artpath / -artwork_directory アートワークファイルへのパスリストを指定します。セミコロンで区切って、複数のパスを 指定できます。デフォルトは「artwork」です(MAME本体と同じディレクトリ内の「artwork」 ディレクトリ)。 -ctrlrpath / -ctrlr_directory 特定のコントローラ専用の入力定義ファイルへのパスリストを指定します。セミコロンで 区切って、複数のパスを指定できます。デフォルトは「ctrlr」です(MAME本体と同じディ レクトリ内の「ctrlr」ディレクトリ)。 -inipath INIファイルへのパスを指定します(セミコロンで区切って複数指定できます)。デフォルト は「.:ini」です(カレントディレクトリ→MAME本体と同じディレクトリ内の「ini」ディレ クトリの順で参照します)。 -fontpath .BDFフォントファイルへのパスを指定します(セミコロンで区切って複数指定できます)。 デフォルトは「.」です(MAME本体と同じディレクトリを検索します)。 -crsshairpath 照準のグラフィックファイルを含むパスリストを指定します。複数パスはセミコロンで区 切ります。デフォルトは「crsshair」(MAME本体と同じディレクトリ内の「crsshari」)で す。メニューのCrosshairでデフォルトに設定した場合、MAMEは指定したパスの gamename\corss#.png、次にcross#.pngを順に参照します。#はプレイヤー番号です。これ らが見つからないときは、内蔵の照準グラフィックを使用します。 コア出力ディレクトリ設定 ------------------------ -cfg_directory 設定ファイルの保存先を一つ指定します。このファイルには、ユーザーが変更可能な設定 が保存され、MAMEの起動時に読み込まれ、終了時に書き込まれます。デフォルトは「cfg」 です(MAME本体と同じディレクトリ内の「cfg」ディレクトリ)。ディレクトリが無い場合は 自動で作成されます。 -nvram_directory NVRAMファイルの保存先を一つ指定します。NVRAMファイルには、不揮発RAM(NVRAM)や EEPROMを使うタイプのゲームの情報が保存されます。データは起動時に読み込まれ、終了 時に書き込まれます。デフォルトは「nvram」です(MAME本体と同じディレクトリ内の 「nvram」ディレクトリ)。ディレクトリが無い場合は自動で作成されます。 -memcard_directory メモリーカードのファイル保存先を一つ指定します。このファイルには、メモリーカードを 使うゲームのカード内容が保存されます。このデータの読み書きは、ユーザインターフェー ス内の「Memory Card」メニューで行います。デフォルトは「memcard」です(MAME本体と同 じディレクトリ内の「memcard」ディレクトリ)。ディレクトリが無い場合は自動で作成さ れます。 -input_directory キー入力記録ファイルの保存先を一つ指定します。入力記録は-recordオプションで作成し て、-playbackオプションで再生します。デフォルトは「inp」です(MAME本体と同じディレ クトリ内の「inp」ディレクトリ)。ディレクトリが無い場合は自動で作成されます。 -state_directory セーブステートファイルの保存先を一つ指定します。セーブステートファイルはユーザー のリクエストに応じて、または-autosaveオプションを使用しているときに読み込みと書き 込みが行われます。デフォルトは「sta」です(MAME本体と同じディレクトリ内の「sta」 ディレクトリ)。ディレクトリが無い場合は自動で作成されます。 -snapshot_directory セーブステートファイルの保存先を一つ指定します。セーブステートファイルはユーザー のリクエストに応じて、または-autosaveオプションを使用しているときに読み込みと書き 込みが行われます。デフォルトは「sta」です(MAME本体と同じディレクトリ内の「sta」デ ィレクトリ)。ディレクトリが無い場合は自動で作成されます。 -diff_directory ハードドライブの差分ファイルの保存先を一つ指定します。オリジナルのディスクイメー ジを保護するため、仮想ハードドライブへの書き込み内容は差分ファイルに保存されます。 このファイルはハードディスクイメージを使うゲームを起動したときに作成されます。デ フォルトは「diff」です(MAME本体と同じディレクトリ内の「diff」ディレクトリ)。ディ レクトリが無い場合は自動で作成されます。 -comment_directory デバッガのコメントファイルの保存先を一つ指定します。デバッガコメントは逆アセンブ リにコメントが追加されたときに書き込まれます。デフォルトは「comments」です(MAME本 体と同じディレクトリ内の「comments」ディレクトリ)。ディレクトリが無い場合は自動で 作成されます。 コアファイル名設定 ------------------ -cheat_file チートデータベースファイルを指定します。デフォルトは「cheat.dat」です。 コアステート/再生オプション --------------------------- -state ゲームの起動直後に指定したスロットからステートをすぐにロードします。 -[no]autosave 有効にするとMAME終了時にセーブステートファイルを作成し、次回同じゲームを起動する ときにこれを読み込みます。これが動作するのはドライバ内でセーブステートをサポート しているものに限ります。デフォルトはOFF(-noautosave)です。 -playback / -pb <ファイル名> ゲームのキー入力を再生するファイルを指定します。この機能は全部のゲームで完全に動 作するわけではありませんが、あらかじめ記録されたゲームセッションを開始から終了ま で見るのに利用できます。ファイルの一貫性を持たせるため、記録、再生前には全ての設 定ファイル(.cfg)、NVRAM(.nv)、メモリーカードファイルを削除してください。デフォル トはNULL(再生なし)です。 -record / -rec <ファイル名> 指定したファイル名にゲームセッションの全入力を記録します。この機能は全てのゲーム で完全に動作するわけではありません。ただし、これを使ってゲームの開始からクリアま でを見ることができます。動作に一貫性を持たせるため、記録、再生前には全ての設定 ファイル(.cfg)、NVRAM(.nv)、メモリーカードファイルを削除してください。デフォルト はNULL(記録しない)です。 -mngwrite <ファイル名> 描画フレームをMNGフォーマットで<ファイル名>に書き込み、ゲームセッションのアニメー ションを作成します。-mngwriteで保存するのはビデオデータだけです。音声は記録されな いので注意してください。-wavwriteで音声保存ができますので、オフラインツールを使っ て画と音を再構成してください。デフォルトはNULL(記録しない)です。 -wavwrite <ファイル名> ミキサーからの最終出力をWAVフォーマットで<ファイル名>に書き出します。デフォルトは NULL(記録しない)です。 コアパフォーマンスオプション ---------------------------- -[no]autoframeskip / -[no]afs ゲームプレイ中に、常にフルスピードで動作するようにフレームスキップ数を自動で調整 します。この設定を有効にした場合、-frameskipで設定した値は無効になります。デフォ ルトはOFF(-noautoframeskip)です。 -frameskip / -fs フレームスキップ数の指定です。数値は、実行時12フレーム中に何フレーム飛ばすかです。 例えば、-frameskip 2とすると12フレーム中10フレームを表示して動作します。このよう にフレームを飛ばすことで、マシンパワーが足りない場合でもフルスピードでゲームを動 作させることが出来るものもあります。デフォルトの値は0で、フレームスキップをしませ ん。 -seconds_to_run / -str このオプションはベンチマークや自動テスト用です。指定した秒数に達したところでMAME は終了します。他のオプションと組み合わせることで、MAMEのベンチマーク環境を統一す ることができます。また、このオプションは終了時にfinal.pngというファイル名のスクリー ンショットをゲームのショットディレクトリに保存します。 -[no]throttle デフォルトの速度制限を設定します。ONのときには、ゲームで要求される速度を保つよう に動作します。OFFに設定すると、MAMEは出来る限り最高速で動作します。デフォルトは ON(-throttle)です。 -[no]sleep -throttle指定時に、MAMEがシステムに時間を割くか指定します。これにより、MAMEが100% のCPUパワーを使っていないときには、他のプログラムにもCPU時間が割り当てられます。 ただし、重いプログラムを同時に走らせると、MAMEの動作がつっかかることがあります。 デフォルトはON(-sleep)です。 -speed <倍率> MAMEの速度制限倍率を変更します。<倍率>が1.0のときは通常の速度を意味します。 <倍率>0.5は半分、<倍率>2.0は2倍速を意味します。これを変更すると、サウンドの再生速 度にも影響して、速度によって音程が変わるので注意して下さい。倍率設定は小数点以下2 桁まで有効なので、1.002は1.0として動作します。デフォルトは1.0です。 -[no]refreshspeed / -[no]rs 表示対象となるモニタの最も低いリフレッシュレートを超えないように、MAMEが動的にゲー ム速度を調節するかどうかを指定します。もし60Hzのモニタを使っていて、60.6Hzに設計 されているゲームを動作させると、MAMEはゲーム速度を99%に下げて、低リフレッシュレー トで動作させる時に出るサウンドの引っかかりや、他の予期していない現象を抑えます。 デフォルトはOFF(-norefreshspeed)です。 コア回転表示オプション ---------------------- -[no]rotate ゲーム画面を標準の状態(横または縦)に回転させます。これにより、モニタを回転させ なくても縦横両方の画面のゲームを正しく表示します。実機と同様の生の画面出力を保ち たい場合は、このオプションをOFFにします。デフォルトはON(-rotate)です。 -[no]ror -[no]rol ゲーム画面を標準状態から右(時計回り)、または左(反時計回り)に回転させます。デフォ ルトはどちらもOFF(-noror -norol)です。 -[no]flipx -[no]flipy ゲーム画面を横方向(-flipx)、または縦方向(-flipy)に反転します。反転処理は-rotateと -ror/-rolオプションの次に行われます。デフォルトではどちらもOFF(-noflipx -noflipy) です。 -[no]autoror -[no]autorol このオプションは一方向にだけピボットできるディスプレイ用です。使ってるディスプレ イが時計回りにピボットする場合は-autorolを指定すると、ディスプレイの回転状態に合 わせてゲーム画面を最大表示します。反時計回りのディスプレイの場合は-autororを指定 します。 コアアートワークオプション -------------------------- -[no]artwork_crop / -[no]artcrop アートワーク表示をゲーム画面領域内だけにして、周りを切り捨てます。-video gdi、ま たは-video d3dで最良の動作をします。つまり、縦画面ゲームをフルスクリーンで動作さ せると、ゲーム画面の左右部分にだけにアートワークを表示させることができます。 -video ddrawでは先にゲーム画面を描画してから全体に拡大するので、この設定は働きま せん。また、ユーザインターフェースのVideo Optionsメニューからもこのオプションを操 作できます。デフォルトはOFF(-noartwork_crop)です。 -[no]use_backdrops / -[no]backdrop 背景表示を使用するか指定します。デフォルトはON(-use_backdrops)です。 -[no]use_overlays / -[no]overlay オーバーレイ表示を使用するか指定します。デフォルトはON(-use_overlays)です。 -[no]use_bezels / -[no]bezel 画面外側のベゼルを表示を使用するか指定します。デフォルトはON(-use_bezels)です。 コアゲーム画面オプション ------------------------ -brightness <値> ゲーム画面のデフォルトの明るさ、または黒レベルをコントロールします。アートワーク やゲーム画面以外の部分には影響しません。MAMEのUIで各ゲーム毎にそれぞれ明るさを設 定ができます。このオプションはゲーム画面表示領域の初期値をセットします。通常値は 1.0です。低い値(0.1〜)にすると暗い表示に、高い値(〜2.0)にすると明るい表示になりま す。デフォルト値は1.0です。 -contrast <値> ゲーム画面のコントラスト、または白レベルをコントロールします。アートワークやゲー ム画面以外の部分には影響しません。MAMEのUIで各ゲーム毎にコントラストを設定ができ ます。このオプションはゲーム画面表示領域の初期値になります。通常値は1.0です。低い 値(0.1〜)にすると暗く、高い値(〜2.0)にすると白飛びする表示になります。デフォルト 値は1.0です。 -gamma <値> ゲーム画面のデフォルトのガンマ値をコントロールします。これにより、黒から白への出 力傾斜を非線形に設定します。アートワークやゲーム画面以外の部分には影響しません。 MAMEのUIで各ゲーム毎にガンマ設定ができます。このオプションはゲーム画面表示領域の 初期値になります。通常値は1.0です。低い値(0.1〜)にすると出力傾斜を非線形に下側へ 押し下げ、高い値(〜3.0)にすると上側に押し上げます。デフォルト値は1.0です。 -pause_brightness <値> MAMEのポーズ中の明るさをコントロールします。デフォルト値は0.65です。 コアベクター描画設定 -------------------- -[no]antialias / -[no]aa ベクターゲーム表示のアンチエイリアスを指定します。デフォルトはON(-antialias)です。 -beam <幅> ベクターの線幅を指定します。通常のベクター線幅に対する拡大率です。1.0がデフォルト の幅を保ちます。小さい値にすると細く、大きい値にすると太くなります。デフォルトは 1.0です。 -flicker <値> ベクターのちらつきをシミュレートします。調整が必要なベクターモニタに似た表示です。 浮動小数点で0.00〜100.00(0=なし, 100=最強)の範囲で指定します。デフォルトは0です。 コアサウンド設定オプション -------------------------- -[no]sound 全体のサウンドを有効・無効にするか指定します。デフォルトはON(-sound)です。 -samplerate / -sr <値> サウンドのサンプルレートを設定します。低い値(11025など)に設定すると、音質は落ちま すがエミュレーション速度は上がります。逆に高い値(48000など)では、音質は上がります がエミュレーション速度は落ちます。デフォルトは48000です。 -[no]samples 外部サンプルを使用するかを設定します。デフォルトはON(-samples)です。 -volume / -vol <値> 起動時の音量を設定します。起動後でもユーザインターフェースから変更可能です(キーの 項参照)。音量はデシベルで指定します。例えば「-volume -12」とすれば、-12dBで起動し ます。デフォルトは0です。 コア入力設定 ------------ -[no]coin_lockout / -[no]coinlock コインロックアウトのシミュレーションを有効にします。この機能は多くの基板で実装さ れています。コイン投入機にこのロックアウト出力を接続するかはオペレータの判断によ ります。この機能が有効なときは、ロックアウトが有効なときにコインを入れようとする と、ゲーム内にメッセージが表示されます。この機能を無効にすると、ロックアウトシグ ナルは無視されます。デフォルトではON(-coin_lockout)です。 -ctrlr <コントローラ> 特殊なコントローラ用の設定を有効にします。設定ファイルはctrlrpathからロードします。 これは.cfgファイルと同じフォーマットですが、ファイルからは操作設定データだけが読 み込まれます。デフォルトはNULL(コントローラ設定なし)です。 -[no]mouse 操作にマウスを使用するかを指定します。有効にすると、プレイ中はWindowsでのマウス操 作ができなくなります。その場合、ゲームをポーズか終了すれば、操作できるようになり ます。デフォルトはOFF(-nomouse)です。 -[no]joystick / -[no]joy 操作にジョイスティック/ゲームパッドを使用するかを指定します。有効なときには、MAME 側からDirectInputに対してどんなコントローラが接続されているかを確認します。デフォ ルトはOFF(-nojoystick)です。 -[no]lightgun/ -[no]gun MAMEで光線銃コントローラを使用するか指定します。ほとんどの光線銃はマウスにマッピ ングされるので、-lightgunと-mouseを同時に使うと動作が変になります。デフォルトは OFF(-nolightgun)です。 -[no]multikeyboard / -[no]multikey 複数キーボードを別々に認識するかを指定します。複数のキーボードを接続している場合、 デフォルトではこれらのキーボードからの入力データは合成され、1つのキーボードのよう に動作します。このオプションを有効にすると、MAMEが各キーボードの入力を独立して認 識します。デフォルトはOFF(-nomultikeyboard)です。 -[no]multimouse 複数マウスを別々に認識するかを指定します。複数のマウスデバイスを接続している場合、 デフォルトではこれら全てのマウスデータは合成され、1個のマウスのように動作します。 このオプションを有効にすると、MAMEが各マウスの動作とボタン入力を独立して認識しま す。デフォルトはOFF(-nomultimouse)です。 -[no]steadykey / -[no]steady 技を出すゲームなどでは複数のキーを同時に押す必要があったりします。しかしPCキーボー ドのハード的な制限のために、通常のキーボード入力処理では完全に同時に入力するのは とても難しく、全く無理な場合もあります。この設定では、ボタンの同時押し認識を容易 にするため、別の処理方法を選択します。ただし、操作反応が少し鈍くなるという欠点が あります。デフォルトはOFF(-nosteadykey)です。 -[no]offscreen_reload / -[no]reload 光線銃の2つ目のボタンをリロードシグナルとして扱うかを指定します。有効にすると (0,MAX)の位置でトリガーを引いた入力が送られます。これは画面外を撃ってリロードする のと同じことになりますが、全てのゲームではなく、画面外を撃つ必要があるもののみで 有効です。また、光線銃が画面外のリロードをサポートしていない場合に限ります。 デフォルトはOFF(-nooffscreen_reload)です。 -joystick_map / -joymap ジョイスティックの入力値をデジタルなジョイスティック操作へマッピング方法を指定し ます。MAMEはシステムからのジョイスティック入力を全てアナログデータとして受け付け ます。これらは、4方向、または8方向のデジタル入力値へ落とし込む必要があります。こ れを行うため、MAMEではまずアナログ入力範囲を9x9のグリッドに分割します。次にジョイ スティックの軸位置(X軸とY軸のみ)を取り、グリッドへ割り当て、ジョイスティックマッ プからの変換を行います。このパラメータによりマップの指定ができます。デフォルトは 「auto」で、現在のゲームでの入力ポート設定を元に、普通の8方向、4方向、または斜め4 方向が自動で選択されます。 マップは、数字と文字で定義されます。グリッドは9x9なので、完全なマップを定義するに は合計で81文字必要です。以下は8方向ジョイスティックのマップ例です: 777888999 数値はテンキーの数字と対応します。7は左上、4は左、5はニュー 777888999 トラルにマッピングします。数値に続けて文字の「s」を指定す 777888999 ると「sticky」の意味となり、このケースでは、マップの値は 444555666 最後に読み込まれたstickyではない値と同じになります。 444555666 444555666 111222333 111222333 111222333 パラメータとしてマップを指定するには、次のように各行を「.」で区切った文字列を使い ます(「.」は行の終端を示します): 777888999.777888999.777888999.444555666.444555666.444555666. 111222333.111222333.111222333 ただし、この表記はパラメータでサポートする簡略表記を利用して短くできます。も し、行方向の情報が欠けているときは、6〜9列目のデータは、1〜4列目のデータと対称な ものとします。また、1〜5列目のデータが欠けてるときは、手前のデータをコピーします。 同様に列方向に対しても処理します。 こうすることで、81文字のキャラクタマップは次の11文字で指定できます: 7778...4445 最初の行を見ると、7778は4文字しかありません。5文字目は対称性を使えないので、手前 の8と同じ値と見なします。6文字目は左右の対称性から8、7文字目は3文字目の左右対称で 9(7の左右反転)になります。このように、1行目は完全な777888999の文字列を得ることが できます。 2行目と3行目がありませんが、これは1行目と同じとみなします。4行目は1行目同様に、 444555666を生成します。5行目も欠けているため、4行目と同じとします。 残りの3行も無いため、最初の3行を上下に反転させ、111222333が指定されます。 -joystick_deadzone <値> / -joy_deadzone <値> / -jdz <値> アナログジョイスティックでプレイするとき、中心付近は若干の遊びがあります。 joy_deadzoneはどれくらい移動したら、実際の軸入力の変化を始めるかを指定します。こ のオプションは、0.0から1.0で指定します。0がセンター、1が一杯に入力した状態です。 デフォルトは0.3です。 -joystick_saturation <値> / joy_saturation <値> / -jsat <値> アナログジョイスティックでプレイするとき、一杯に入力しても若干の遊びがあります。 joy_saturationはどれくらいの軸の動きを最大領域に割り当てるかを指定します。設定値 は0.0から1.0です。0がセンター、1が一杯に入力した状態です。joy_saturationが joy_deadzoneより小さい場合は無視されます。デフォルトは0.85です。 これはDirectX経由で処理され、ドライバの設定を上書きします。もし、使っているジョイ スティックドライバ独自の最大領域設定がある場合は、-joy_saturation 1を指定してこの 機能を無効にしてください。 入力デバイス自動選択設定 ------------------------ -paddle_device / -paddle -adstick_device / -adstick -pedal_device / -pedal -dial_device / -dial -trackball_device / -trackball -lightgun_device -positional_device いずれのオプションも、個々のゲームについて接続されているアナログ入力機器に応じて、 マウス、ジョイスティック、光線銃などを自動で有効にするか指定します。 例えば、-paddle mouseとすると、パドルコントローラを使うゲームでは自動でマウス操作 が有効になります。これらの設定は-[no]mouse、-[no]joystickなどを上書きするので注意 してください。 デバッグ用オプション -------------------- -[no]log MAMEコアとゲームドライバが出力する内部ログメッセージを全てerror.logファイルに保存 します。デフォルトはOFF(-nolog)です。 -[no]verbose / -[no]v 内部の診断情報を表示します。この情報は問題解決にとても役立ちます。 [重要]バグレポート時には、「mame -verbose」で起動して、結果を添付して下さい。 デフォルトはOFF(-noverbose)です。 -[no]update_in_pause ゲームをポーズしているとき、メイン画面のビットマップを更新します。これは、ポーズ 中でもVIDEO_UPDATEコールバックを繰り返し呼び出し続けることになります。デバッグ作 業で便利な機能です。デフォルトはOFF(-noupdate_in_pause)です。 -[no]debug 組み込みのデバッガを有効にします。デフォルトではエミュレーション中にチルダ(~)キーを 押すとデバッガに入ります。また、起動直後にもデバッガ起動状態になります。デフォル トはOFF(-nodebug)です。 -debugscript <ファイル名> 起動時に実行されるデバッガコマンドのリストを指定します。デフォルトは NULL(no commands)です。 その他のコアオプション ---------------------- -bios 現在のゲームでどのBIOSを使うか指定します。-listxmlでそれぞれのゲームで指定可能な BIOS名を取得できます。デフォルトは「default」です。 -[no]cheat / -[no]c チートデータベースからの読み込みを有効にします。チートファイルがある場合は、ユー ザインタフェースにCheatメニューが現れます。デフォルトはOFF(-nocheat)です。 -[no]skip_gameinfo MAME起動時のゲーム情報画面をスキップします。デフォルトはOFF(-noskip_gameinfo)です。 日本語版について ---------------- MAME 0.132u1版 http://www.e2j.net/